マーケティングって言葉をよく聞くけど、実際説明を求められるとちょっと考えてしまいませんか?
なんかこんなことじゃないかな~って感覚で抽象的に
・商品やサービスの市場分析すること
・商品やサービスの販売促進すること
・商品やサービスのブランディングすること
・商品やサービスの情報発信をすること
などなど。
どれも、正解といえば正解で間違えではありません。
ただ、マーケティングっていう言葉の本当の意味って実は正確な内容はないんです。
なので、いろんな人がいろんな解釈のもとで話しているので、誰も分からず漠然としているってこと。
突き詰めていくと最終的には
『売れる仕組みを作ること』
というのが一番しっくりきますね。
考えて考えて凄くシンプルですが、深いんです。
この記事では、マーケティングって実際どんなものかを考えていきたいと思います。
さまざまなマーケティングの考え方(紹介)
それでは、マーケティングについてちょっとまとめていきたいと思います。
さまざまな経営学者がマーケティングとはどんなものかについて語っているので紹介しますね。
名前は多分聞いたことがあるはずの超有名な3名です。
ピーター・ドラッカー
ピーター・ドラッカーは、オーストリア生まれの経営学者です。
「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」
冒頭で書いた売れる仕組みを作ることっていうのにつながりますね。
価値のある商品やサービスは、営業をしなくても自然と売れていく。
消費者ニーズを明確に創造することでその仕組みが構築できるということ。
フィリップ・コトラー
フィリップ・コトラーは、1931年アメリカ生まれのマーケティング学者です。
「マーケティングとは経営そのもので、消費者に自社を愛してもらうことが最終ゴール。」
自社のポジショニングを明確化し、ターゲットに向けて価値のある商品やサービスを提供していくこと。商品やサービス、そして会社を愛してもらうということは、まさに経営ってことですね。
セオドア・レビット
セオドア・レビットは、ドイツ生まれの学者です。
「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である」
最高に印象深い言葉ですね。ドリルを売る為に売り手都合(プロダクトアウト)の発想ではなく、買い手都合(マーケットイン)に切り替えていくと新たな視点が見えてきますね。
日本マーケティング協会
検索していると発見したのが、日本マーケティング協会。
まさに日本のマーケティングの総本山ではってことで調べてみると
「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」
何度か読み返したのですが、まったく想像がつかなくなってしまいました・・・。
難しく言いすぎなんじゃないかなって思いつつ。
マーケティングの定義を考えてみる
先ほど紹介した
・ピーター・ドラッカー
・フィリップ・コトラー
・セオドア・レビット
マーケティングビッグ3についてまとめてみましたが、言ってることはわかるけど、やっぱりマーケテイングって何かなって考えてしまう。
一つ言えるのは、「市場分析」「販売促進」「ブランディング」「情報発信」など単体での取り組みや手段ではないってこと。
ピーター・ドラッカーは「マーケティングの目的は、販売を不要にすることだ」
フィリップ・コトラーは「マーケティングと販売は、ほとんど正反対とも言える活動だ」
セオドア・レビット「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である」
と言っていますが、掘り下げていくと意味合いは一緒ですね。
「売れる仕組みを構築すること」です。
消費者の本当のニーズ(潜在ニーズを含む)を把握して
そのニーズに対応した商品やサービスを提供
ターゲットとする消費者へ情報を伝えて
販売につなげていく
という形で、営業をしなくても自然に売れる状態というのがマーケティングの神髄ってことが読み取れます。
マーケティングの流れは
マーケティングの定義を知っていただいたところで、じゃあ自店の商売にどうやってつなげていくかですね。
まずは大きなくくりの中で以下の3つについて考えてみてください。
①市場分析
②ターゲット選定
③ベネフィット
④手段
それでは、1個1個見ていきましょう。
①市場分析(内部環境/外部環境)
マーケティングにおいて、市場分析は基本中の基本ですね。
自社の提供する商品やサービス自体が現状の市場においてどのような状態にあるのかを理解しないとはじまりません。
視点を2つに分けて行ってみてください。
自社を客観的に見た時の内部環境を考えてみてください。
ここで、注意して欲しいのが自店の都合の良いような解釈はなくして客観的に専念すること。
・従業員も含めた体制
・商品やサービスの品質や価格
・財務内容
・ポジショニング
そして、自社ではコントロールできない外部環境は予想や想像ではなく、客観的な事実を集めること。
・市場は拡大・縮小している
・周辺環境の変化
・商圏の競合
・政治、社会的な変化
ここの調査が甘いと、これ以降の戦略がブレてしますのでしっかりしておきましょう。
②ターゲット選定
市場分析して、その中で自店の商品やサービスを踏まえた上でポジションを明確化し、ターゲットとなる客層の具体的に設定します。
ここのターゲット設定をはずしてしあうと、マーケティングの結果は大きく変わります。
以前のように〇〇代男性などの大きなターゲット設定でが、商品やサービスが飽和している今の時代ではなかなか販売につながりません。
職業や居住地、趣味嗜好なども含めて仮説をたてて進めていく必要があります。
③ベネフィットの明確化
提供する商品やサービスのメリットではなく、ベネフィットを意識してください。
ベネフィットとは
「顧客にどのような価値を与えるか」
もっと具体的に言うと「解決できる課題」「新たな未来」などをイメージさせることが重要になってくるので、明文化していくことですね。
④戦略の策定
市場分析、ターゲット選定、消費者へ提供できるベネフィットが明確化できれば、戦略をたてていきます。
・商品の品質、デザイン、ブランド名、パッケージ、保証など
・商品はターゲットに対して適正価格か
・商品の流通方法は、店舗販売、ネット販売
・商品の情報発信は、チラシ、パンフレット、インターネット
というような形ですすめていく形ですね。
この形がうまくまわれば、営業をしなくても自然に売れる状態が確立できます。
もちろんそんな簡単なものじゃないですけどね。
まとめ
マーケティングについてまとめてみました。
ビジネスでは商品、サービスを提供して、対価を得て利益をあげていくことですね。
究極は、『売れる仕組みを作ること』ですね。
それを実現する為には、マーケティング戦略を構築する必要があります。
基本的な知識を身に付けて、市場動向調査とターゲット設定、ベネフィットを明確化し、戦略だてていくという流れですね。
時間はかかっても非常に重要な部分ですのでしっかりやっていきましょう。
[contact-form-7 id=”103″ title=”コンタクトフォーム 1″]
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] […]
[…] […]