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経営理念/企業理念の必要性はある?設定のタイミングや誰の為のものかも

2021 4/20
経営理念/企業理念の必要性はある?設定のタイミングや誰の為のものかも

ビジネスをする上で長年、経営理念って必要なのかな?ってずーっと考えてました。
なぜかっていうと、安直に考えすぎかもしれませんが、ビジネスをはじめる理由ってよっぽどのことがない限りお金ありきなんじゃないですかね。

もちろん、その商品・サービスを自分が提供する意味は考える必要があるけど、結局はお金。

そう、経営理念/企業理念なんて利益を出せた会社の後付けのきれいごとじゃないの!って言うのが最初の自分の思考です。

でも、考えて考えてしてきた結果として経営理念/企業理念って重要なんだって気づくことが出来ました。
一周回ってそれを理解できただけでも自分にとっては凄く有意義な時間だったのと思います。

その理由についても書いていきますね。

目次

大手企業の経営理念/企業理念

ちょっとインターネットで調べてみると、大手企業の経営理念/企業理念がすぐに見つかります。

日本企業

まずは日本企業から紹介しますね。
率直に感じるのは、かなり抽象的かつキレイな内容ですね。
これだけでは、イマイチ何か伝わってこないのが正直な印象。

トヨタ自動車

トヨタはクリーンで安全な商品の提供を通じて、豊かな社会づくりに貢献し、国際社会から信頼される良き企業市民をめざしています。

ANAグループ

安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します

伊藤忠グループ

個人と社会を大切にし、未来に向かって豊かさを担う責任を果たしていきます。

ソフトバンクグループ

情報改革で人々を幸せに

海外企業の経営理念/企業理念

今度は海外企業の経営理念/企業理念のご紹介。
続いて自分たちがお世話になっている大企業です。
めちゃくちゃ明確。
一発で起業としての方向性が読み取れる分、こちらの経営理念/企業理念は凄く納得できますね。

Google(グーグル)

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。

Amazon(アマゾン)

お客様がオンラインで求めるあらゆるものを探して発掘し、出来る限り低価格でご提供するよう努めること

経営理念/企業理念って何?

どうです?
大手企業の経営理念/企業理念を見てていったい何なのかって思いますよね。
単刀直入に言うと、『会社が持っている価値観』です。

それは、反対に消費者から言うと

『企業としての存在意義』

なのではないでしょうか?

マーケティングの考え方に、顧客の創造とあると思いますが、実際にビジネスを行っていく上で、消費者ニーズを満たさない商品やサービスを提供しても、世の中では認められません。

そう、価値がないということは企業としての存在意義がないということになります。

国内企業の経営理念/企業理念が凄く抽象的で、正直キレイごとって思ってしまいます。
でも、根底にはこの考え方があっての事業活動をしているのが、企業です。

分かりやすいのが、Google(グーグル)の経営理念/企業理念ですね。

『Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです』

検索エンジンとして、圧倒的なシェアを誇っているgoogle。

年に何度ものアップデートにより、信頼性の高い記事は上位へ、信頼性の低い記事は下位へ。
ちょっとあんまりじゃない?ってことも多数あるけど、これは全てgoogleの考えるユーザーの使い勝手や有益な情報を見極めた上でのことなんです。

そういう意味でGoogle(グーグル)の経営理念/企業理念って単純明快ですよね。

経営理念/企業理念って誰に言うもの

それでは、経営理念/企業理念って実際は誰に向かって表現するものなんでしょうか

もちろん消費者っていうのは言えますよね!

でも、正直に消費者の自分にとってはあまり興味がなかったりもします。

あと、よく言われるのが、採用活動や社内人事が円滑になるって聞きます。
どういうことかというと、経営理念/企業理念があると自社が求める/必要とする人材がどういう人なのかが明確になるということ。

また、就職を希望する人材も、その経営理念/企業理念に賛同した人材が集まってくるということだそうです。

正直ほんとかな?って思います。

例えば、トヨタ自動車を考えた場合に

『トヨタはクリーンで安全な商品の提供を通じて、豊かな社会づくりに貢献し、国際社会から信頼される良き企業市民をめざしています』

う~ん。
どこを見てもイマイチつかみどころがないんですよね。

おお!!クリーンで安全な商品の提供する為に、就職しようってなりませんね。

イマイチ腑に落ちないんです。

じゃあ、いったい経営理念/企業理念って誰に言うのかを更に悩んだ訳ですが。

僕の勝手な解釈で一番伝えるべきは『社員』じゃないかと思います。

経営理念/企業理念は従業員に背中を見せる

経営理念/企業理念をなぜ、社員に伝えるべきか自分なりに考えて考えてしていました。

多くのサラリーマンは、給料が目的で働いています。
自分の労働の対価で給料をもらっていますよね。

もちろん自分がつきたい職種はあると思いますが、経営理念/企業理念を見て入社したいって思うことはほとんどないんじゃないでしょうか?

少なくとも自分はまったくありませんでした。

もちろん経営者は自分のビジネスなので想いを持っている人もいますが、やっぱり利益が最優先ってことがほとんどです。
そんな中で、社長から経営理念/企業理念を伝えられても、正直響きませんし給料分以上は働きませんってことがほとんどですよね。

何を言われてもキレイごとって先入観が思いっきりあるから。

社員に見せるっていうのは、経営理念/企業理念に対して社長が率先して行動している背中を見せること。

それを見て、経営理念/企業理念にしたがって行動する社員が生まれてくることはあるんじゃないでしょうか?

経営理念/企業理念に賛同する社員が生まれてくれば、それには意味がありますよね。
消費者に対してではなく、経営者自身が深く理解し行動して、社員に指針を見せるって意味では非常に重要になってきます。

経営理念/企業理念はいつ設定するのが良いのか

経営理念/企業理念を持たない企業って結構多くあるんですよね。
それは、自分でビジネスをはじめて最初の内はとにかく儲けることが最優先っていうのも多いはず。
最初はそれで良いのだと思います。

最初から
・お金
・理想

を両方目指してしまうと、どこかでひずみが生まれてくることがあります。

もちろん消費者に対する価値提供は最初から必要ですが、全集中でビジネスを軌道にのせないことには成果って出ませんよね。

最初は何もなくても、ガムシャラに消費者に価値提供をし続け、ビジネスが軌道にのった先に見えるのが本当の経営理念/企業理念なんじゃないでしょうか。

まとめ

経営理念/企業理念の考え方は人それぞれかと思います。
自分は、ちょっとひねくれているのか、ビジネスはやっぱりお金で、キレイごとじゃないって。

何もない中で、絵に描いた餅の経営理念/企業理念では誰にも響きません。

最初はなくっても良いと思うし、継続して消費者に対して価値提供していくことで経営理念/企業理念ができてくる。

そこから成長し、一定規模になり、社員を雇用した時に社長が経営理念/企業理念にのっとった動き方の背中を見せることが必要になってくると思います。

もちろん、背中を見せても付いてくる社員は多くないかもしれません。

でも、社長の考える経営理念/企業理念が、行動と一致した時に初めて社員に伝わり、必要と言えるようになるんじゃないでしょうか。

僕の勝手な解釈ですが、従業員に浸透させてこそ生きてくると考えています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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